インプラントってどんな歯歯を失うとインプラント治療の進め方難症例に対する治療法インプラント治療期間.費用インプラント治療例
 インプラント手術のみならず、外科的侵襲を加える治療の場合全身的診査および評価は非常に重要となります。
 特に、インプラント治療の対象となる年齢層では、動脈硬化などに基づく基質的変化が、肝、腎、心、肺の重要臓器などに生じていることが多く見受けられます。
 しかしながら歯科医院内で必要となる全ての検査を網羅し実施することは不可能で、実際には患者さんの内科主治医などに対診して検査を依頼したり、既知の検査結果、投薬歴、現症などの医療情報の提供を受けることになります。

高血圧

 最高血圧が140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上であれば、高血圧と診断されます。
動脈の血圧が心臓の収縮により最高に達したときの値が「最高血圧または収縮期血圧」、心臓の拡張により最低に達したときの値が「最低血圧または拡張期血圧」です。
 インプラントの手術に際し拡張期血圧が105mmHg以上(アメリカ合同委員会による高血圧重症度分類におけるStratum2)の場合、内科主治医との十分な対診が必要となってきます。

眼底所見眼底所見は現状や過去の病歴を示します。 実際には網膜血管硬化の程度を示すいくつかの分類があり、血管硬化と高血圧性変化の参考になります。

糖尿病

 一般的には,空腹時の血糖値は110mg/dL未満,食後の血糖値は160mg/dL未満であるのが正常です。一方,空腹時血糖値が126mg/dL以上,食後の血糖値が200mg/dL以上あれば糖尿病と診断できます。
HbA1Cは過去1〜2カ月の血糖値の平均とよく相関します。1カ月に1回定期的に測定することで血糖コントロール状態を正確に知ることができます(正常値は〜5.8%)。
 インプラント手術に際し感染症を起こしやすく、またインプラントのオッセオインテグレーションを阻害する要素にもなります。また成功したインプラントにインプラント周囲炎を発症しやすくさせます。

心臓病

心電図 先天性心疾患、心弁膜症、虚血性心疾患などかあげられます。不整脈ある場合などは、その原因によって、手術が安全に行われない可能性のある場合はインプラント治療を行えない場合があります。

血液検査

インプラント手術を安全に行うためには、全身状態を知る上で、ヘモグロビン、血清総蛋白、A/G 比や肝機能、腎機能、感染症等を血液検査によって調べることが大切な検査となるといえるでしょう

このページは「ブローネマルクシステムの臨床応用マニュアル」日本歯科評論、1993.
 山本美朗、河津 寛、小川洋一、他をHP用に改変したものです